値段も安く、手軽に飲めるお茶です。熱湯でサッといれてガブガブ飲めるお茶です。晩茶(おそくとれるお茶)と言われることもあります。場所によっては、柳とよぶ地域もあり、地方には、古くから伝わる製法のお番茶(普段使いのお茶という意味として使われている)もあります。阿波番茶、足助の寒茶、美作番茶など。製法は煎茶と同様です。茶樹下部の大きく硬めの葉を主な原料としています。さっぱりとした風味で、普段使いのお茶として使われます。
番茶の呼び方は地方によって異なります。通常は上級番茶、やなぎは煎茶の中から比較的硬く大きな葉を選んだものです。
下級番茶は刈り落とし番茶と呼ばれており、一番茶摘採の後、茶樹の形を整えるために刈りとった茎や硬葉・古葉などで製造したものが使われたりします。
関西では下級煎茶から細よれのお茶や粉をとったものを番茶と呼んでいます。お茶の中でも、もっとも多く、フッ素を含んでいるので、虫歯や口臭の予防にもおすすめです。