茶農林48号
旧系統名:枕崎19号
種苗登録年:平成12年
来歴:かなやみどり×やぶきた
分類:玉露用晩生品種。煎茶。
特徴:樹勢はやや開張型。葉はやや濃緑色で光沢は中程度である。萌芽期、摘採期は中晩生品種の「かなやみどり」よりも3~4日遅い晩生品種。定植後の初期生育はやや緩慢。耐寒性が強く、裂傷型凍害にも強い。耐病性は炭そ病にはやや強いが輪斑病には弱い。クワシロカイザラムシにはやや弱い。収量は「やぶきた」に比べ多収、一番茶多収型で二番茶以降はやや収量が低下。煎茶品質は極めて良好。色沢は鮮緑色。内質では「やぶきた」とは異なる芳香を持つ。滋味はうまみあり良好。適地は全国の茶栽培地帯で普及可能。重粘質土壌では生育が劣ることがあるので注意。