ビタミンCは、熱に弱いことで知られています。
ところが、お茶は熱いお湯で淹れるのに、ビタミンCは壊れにくいと言われています。
それは、一緒に含まれている、「カテキン」が、ビタミンCを守る働きがあるからなのです。
お茶は、壊れやすい、ビタミンCを効率よくとることができる、貴重な飲み物です。
一日に4~5杯の煎茶を飲むと、一日に必要なビタミンCの約50%をとることができます。
同じ、茶類の紅茶やウーロン茶は、ビタミンCは0%に近いという実験結果が出ています。
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ビタミンCは、熱に弱いことで知られています。
ところが、お茶は熱いお湯で淹れるのに、ビタミンCは壊れにくいと言われています。
それは、一緒に含まれている、「カテキン」が、ビタミンCを守る働きがあるからなのです。
お茶は、壊れやすい、ビタミンCを効率よくとることができる、貴重な飲み物です。
一日に4~5杯の煎茶を飲むと、一日に必要なビタミンCの約50%をとることができます。
同じ、茶類の紅茶やウーロン茶は、ビタミンCは0%に近いという実験結果が出ています。
お茶の中のカテキンが、時間が経つと参加して茶色に変色するからです。
お茶の中に含まれる、カテキンやクロロフィルが、熱や光、空気に触れることで、酸化したり、ほかの成分と化学反応を起こして、成分が変化するのですが、色だけではなく、味も悪くなります。
お茶を淹れた後に、一晩そのまま急須にいれたままにしておいたお茶は飲むな・・・という意味です。
厚い夏は特に、急須の中も菌が繁殖するくらいの温度で、中のお茶が酸化しておいしくなかったり、葉の中に含まれる、タンパク質が腐敗している可能性があります。
そんな理由で飲まない方がいいと言っているのです。
追伸
最近は冬でも暖房器具の影響で、部屋の中でも、温かい状態になっています。
冬でも、できれば、宵越しのお茶・・・は、お勧めしません。
生の葉の状態では、資料によると、一番茶よりも三番茶のほうが、カテキン量が多いとされています。
しかしながら、お茶を淹れて飲むと、異なった結果が出ます。
一番茶と三番茶を比べた場合、一番茶のほうが、葉の組織が柔らかいため、揉むことによって、組織が壊れて成分も溶け出しやすくなります。三番茶などは、夏の強い日差しを浴び、繊維質が多い硬い葉になるため、揉んでも組織が壊れにくく、成分も出にくくなります。
ですから、お茶をおいしく、さらに、カテキンをうまく上手に摂取するには、一番茶を使ったお茶を選ぶのが良いということになります。
追伸
近年では、三番茶はあまり摘み取る傾向にありません。
お茶の味を決める3つの主な成分、アミノ酸・カテキン・カフェインです。
これらの成分は、お茶を淹れる時のお湯の温度によって溶け出し方が違います。
溶け出した各成分の量により、お茶の味が決まるといってもいいと思います。
湯の温度により、この3つの成分の溶け出し方が違います。
アミノ酸類(旨味)・・・お茶の温度に関係なく溶け出す
カフェイン(苦味)・・・低温では溶け出しにくいが、高温になると一気に溶け出す
カテキン(苦・渋味)・・・お湯の温度が高くなるにつれて溶け出す
おいしいお茶の淹れ方は、お湯の温度を選ぶことによって、これらの成分の溶け出し方をコントロールすることで、変化します。
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茶葉の量、浸出時間(待ち時間、抽出時間ともいう)、湯の量などが加わります。
緑茶の分野においては、ほうじ茶や番茶などは、熱湯で淹れるお茶です。
また、熱い温度でも淹れても比較的おいしく飲めるお茶の種類としては、茎茶(棒茶)なども挙げられます。
さっぱりとした、味わいが楽しめます。
また、り緑茶以外の分野では、香りを重視する、ウーロン茶や紅茶なども、熱湯で淹れます。
さらに、緑茶の場合は、熱湯で淹れると、苦み成分のカフェイン、苦渋み成分のカテキンが出ます。
苦くて渋いお茶をお好みの場合は、高めのお湯で淹れると、良いです。
おいしいお茶を淹れるためには、葉がお湯の中で十分に広がることが必要になります。
急須はそのために要な道具なのです。
急須にもいろいろありますが、カゴ網タイプは、茶葉が開くスペースがありませんので、おいしいお茶を淹れるためには、お勧めしません。
急須でお茶を淹れるという行為には、「癒し」「リラックス」を感じると言われています。
また、相手の為に時間をとって、心を込めてお茶を淹れるという行為そのものがとても尊いものです。
煎茶を使った実験では、三煎目までに、アミノ酸を中心とした成分の約80%溶け出してしまうという結果が出ました。
四煎目からは、カフェインやカテキンが味の中心となるので、苦くて渋いお茶が出ます。
このことから、日本茶の場合は、美味しく飲める目安は、三煎目と言われています。
ただし、お茶により、多少成分の出方が違う場合があります。
また、中国茶などは、味をにがさないために茶葉を丸く固めてある場合があるので、開くのに時間がかかり、六煎~八煎なども出る場合もあります。
時々、茶を淹れるとホコリのようなものが浮いていることがあります。
これは、「毛茸~もうじ~」といい、お茶の新芽が柔らかい間にだけ生えている産毛のようなものです。
これは、柔らかい新芽を使って作った証拠です。
もし、この毛茸が浮いていたら、とても良いお茶を出してくれたのだと思ってください。
日本で、お茶を飲んだという、歴史上の最初の記録は、『日本後記~にほんこうき~』という歴史書にあります。
815年4月22日、近江(滋賀県)の梵尺寺(ぼんしゃくじ)で、永忠(えいちゅう、743~816年)という偉いお坊さんが、嵯峨天皇(在位809~823年)に茶を煎じて献上した、と記されています。