茶筒は茶葉の保管容器。
常温で約1カ月間が目安。
茶葉の風味を損ねないものが良い。
湿気と光を通しにく、ブリキ缶が一般的。
茶筒・茶缶
湯さまし
日本茶の場合は、茶の種類によって、湯を冷まして淹れるものも多いので、湯を冷ます道具が必要な場合があります。
この時、湯を一時的に入れておく器が湯さまし。
二煎目を入れておくのにも役立ちます。
茶匙(ちゃさじ)
ティースプーンや、木製ものをなどを使用。
「茶箕(ちゃみ)」と呼ばれる竹や木でできた本格的なものもある。
茶巾(ちゃきん)
茶碗などを拭くときに使うもの。
茶托にのせる前に、茶碗の外側や底(いとじり)が濡れていれば、茶巾で拭う。
特に、茶碗の底が、濡れたままだと、お客様が飲む際に、茶碗の底に茶托がつくことによって持ち上げた時の粗相を防ぐ心遣いでもある。
茶托(ちゃたく)
茶碗をのせる台皿。
起源は、中国唐代の天目台(てんもくだい)とされ、大切なお客様に上級茶をお出しする時に使用する。
湯呑・茶碗
水色(すいしょく)が美しく映えるように、内側が白か単色系が基本。
高級茶ほど、こぶりなもの、並級ほど、おおぶりなものを使用。
青磁を使用すれば、普通煎茶の黄色の色も緑に映える。
急須
陶器または、磁器のものが良い。
淹れる茶と人数によって、容量が合うものを選ぶ。
茶こしの部分がカゴになっているものは、茶葉が開きにくく味が出にくいため、内側に網がはりついているものが好ましい。
250~360ml位のものが一般的。
急須は、横手のもの、後ろ手のものもあるが、一般的は、横手のものが注ぎやすく、茶殻も捨てやすい。
後ろ手のものは見た目のバランスが良い。
お茶の子さいさい
お手軽で簡単なこと。「お茶の子」とは、軽いお菓子やごはんのことをさします。
「さいさい」は、はやし言葉です。お腹にもたまらないことから、物事が簡単にできるさまをいいます。
※はやし言葉とは、言葉の調子を整えたり、ひきたてたりする合いの手のこと。
茶寿(ちゃじゅ)
長寿を祝う言葉の一つ。
茶寿(ちゃじゅ)と読む。茶というじを分解して、十たす十たす八十八で、百八になることから、108歳の御祝のことを意味する。
Q5)お茶のタイプを教えて下さい。
大別すると、緑茶・烏龍茶・紅茶の3種類に分けられます。これは、お茶の製造方法の違いによるもので、お茶の生の葉に含まれる、酵素を働かせるか働かせないかで決まります。緑茶(不発酵茶)は、生の葉を「蒸す」「炒る」などして最初に加熱し、酵素の働きを止めたものです。紅茶(発酵茶)は、酵素を充分に働かせて(発酵させてから)から、加熱したものです。ウーロン茶(半発酵茶)はその中間で、酵素を少し働かせ(軽く発酵)てから、加熱したものを言います。ウーロン茶には、限りなく緑茶に近い物、反対に紅茶に近い物があり、様々です。他には、後から、酵母菌や乳酸菌などで、発酵させたお茶=後発酵茶があります。