チャは永年性の常緑樹で、世界では、北緯45度~南緯45度(赤道を挟み)の温帯地域から熱帯地域、年間平均気温13℃以上、年間降水量1,300mm以上の地域で栽培されます。ちなみに、平成22年の静岡県の平均気温16.5℃、年間降水量2,325mm。
Q3)お茶とは?
「茶」と名のつく飲料は多くありますが、茶業界では他との区別をするため、「チャ=カメリア・シネンシス」の樹や葉を加工・乾燥させたもの、すなわち、緑茶・烏龍茶・紅茶などのことを総称して「お茶」と言っています。野草葉などを乾燥させ煎じて飲むものとは区別しています。
Q2)チャの原産地は?
この話題は長いこと論争になっていました。
自生説と渡来説。
そして、最近の遺伝子分析により、原産地は、中国西南地域(雲南省を中心としたベトナム・ラオス・ミャンマーとの国境周辺)が、原産地であろうと言われています。つまり、渡来説が有力となっています。
Q1)チャとは?
「チャ」は庭などで見かけるツバキやサザンカと同じ仲間で、学名を「カメリアシネンシス」と言います。ツバキ属、チャ節というグループに属します。チャは中国種とアッサム種に大別され、温帯では、耐寒性の強い中国種が栽培され主に、緑茶原料として用いられています。亜熱帯や熱帯では、耐寒性の弱いアッサム種が栽培され、葉は大きくタンニン含有量も多く、主に紅茶として用いられています。