茶農林6号
旧系統名:薮北
種苗登録年:昭和28年
来歴:静岡県在来種の実生中から選抜したもの。
分類:玉露用中生品種。煎茶。
特徴:樹姿は直立。樹勢は極めて強い。葉は楕円で大きく、耐寒性も相当強いが、炭そ病に弱いのが欠点。煎茶として品質が極めて優良。
お茶(日本茶)の品種(12ページ)
やぶきた
べにほまれ
茶農林1号。
旧系統名:国茶C8号。
種苗登録年:昭和28年。
来歴:インド(カルカッタ)から導入したものの実生中から選抜したもの。
分類:紅茶用晩生品種。
特徴:樹姿中間。樹勢は中。葉は楕円で大きくなり、濃緑色。再生力は大きいが、芽数が少ないのが欠点。紅茶としての品質が優良で、特にお茶のすい色、味が濃厚。
べにふうき(品種茶)
べにふうきは、品種名ですが、一般的なお茶の名前として有名になっています。
春先などの、ぐずぐずの季節に活躍しています。
メチル化カテキンを高く含有する。
花粉症とともに、春先に話題になるお茶です。
本来は、べに・・・とつくので、紅茶用の品種で、1993年に登録。
紅茶用の品種としては、最も新しい品種。
メチル化カテキンは、紅茶にすると消失するため、最近は、緑茶や包種(ほうしゅ)茶=弱発酵の茶・・・にすることが多いようです。
味は渋みが強く、特に、ダージリンフレイバーを有しています。
成分をより濃く抽出するためには、多少、渋くても高音でできる限り入れたほうが良い。