独特の桜の香りが特徴。
正式には、「静7132という名前の品種のお茶。
静岡市清水区で作られるこの品種の茶を「まちこ」と命名して、独自性を強調しています。
一般的には、桜餅あるいは、漬け込んが桜葉の香りがするとされています。
まちこ(静7132)・・・品種名
碁石茶(ごいしちゃ)
高知県で作られる酸味のある、後発酵のお茶。
主に、瀬戸内海地方で飲まれている。
茶葉を蒸したものを樽に漬け込み、黒カビなどで、発酵させた後、四角形に裁断し、天日干しする。
碁石茶は、瀬戸内でも、主に島々では、井戸水が塩分を含み飲みにくいため、碁石茶の酸味を生かすことで飲用となり、特に茶粥に用いられた。今では、高知県大豊町に碁石茶博物館もある。
宇治茶
木津川流域の茶の総称。
宇治市を中心に、近隣の産地の茶を総合して言われています。
京都府宇治・山城を中心とした、近隣各県を流れる、木津川流域が基本となって、茶の産地を形成。
煎茶の他、玉露や碾茶(てんちゃ)・抹茶の生産も多い。
栂野尾高山寺「とがのおこうざんじ」などに、明恵上人が茶の種子をまいたのが始まりとする説があり、長い歴史を持つ産地としての知名度の高く、ブランド力が強い。
碾茶・抹茶は、愛知県西尾市とともに、2大産地を言われている。
静岡茶
静岡県産茶の総称。
大井川・安倍川流域の山の茶と、牧之原台地などの平地のお茶がある。
全国生産第1位を誇る。
山間部は、普通煎茶が多く、大井川流域の「川根茶」、安倍川流域の「本山(ほんやま)茶」、天竜川上流の「天竜茶」のほかに、森、両河内などの産地がある。
いずれも、爽やかな香りが特徴。
一方、平地の茶は、深蒸し煎茶が多く、牧之原、掛川、菊川、磐田原、三方原、小笠、富士、沼津などの産地があり、コクがあって、素直な味わい、濃緑のすい色が特徴。
静岡県のお茶は、主に「やぶきた」という品種のお茶で、全体の9割以上と言われています。
岡山県のお茶
岡山茶:
海田茶、美作番茶、武蔵番茶、作州晩茶(日干番茶)。
※美作番茶(みまさかばんちゃ)
岡山県の東北部美作地方で作られる伝統的な番茶。
作州番茶ともいう。
普通煎茶用として一番茶を摘採した後の伸びた枝葉を土用の頃刈り取り、大鍋で葉が簡単にとれる程度に時間をかけて煮た後、茎は細かく切断して混ぜ、筵に広げて天日乾燥する。
さらに、茶葉の乾き具合を見ながら、鍋の中の茶汁を散布しつつ乾かすと茶葉に光沢が出る。
ほぼ一日で仕上げる。
よく乾燥させたものを風選し、大型のものはさらに切断し、製品化する。
原料のよいものを使って、丁寧に製造されたものを使って、丁寧に製造されたものは、武蔵番茶と呼ばれている。
島根県のお茶
伯太茶 島根出雲茶 大東番茶(陰干し番茶) 日干番茶(ボテボテ茶)
※日干番茶(ボテボテ茶)・・・・・
出雲地方で行われている飲茶習俗。
陰干し番茶を使う。
日陰番茶と陰干しした茶の花を茶袋に入れて煮出し、銘々の茶碗に汲み取り、茶筅の先に塩をつけ、左右に振って泡立てる。
泡の消えない内に、めしと好みの具(煮豆、佃煮、漬物など)をのせて、塩で味をととのえる。
茶碗の底を手でたたきながら、片方に寄せた具をお茶とともに口に流し込む。
鳥取県のお茶
鹿野茶、智頭茶、日干し茶。
和歌山県のお茶
色川茶、熊野茶、川添茶、音無茶。
兵庫県のお茶
丹波茶、母子茶、仙霊茶、出石乙女、あさぎり茶、朝来みどり、大和茶、やしろ茶、高仙寺番茶など。
京番茶(京都府)
古典的な番茶の一つ。
京都府宇治地方で生産されている。
かつては、玉露用の芽を摘み取った後の、遅れ芽や残った茶葉を刈り取り、釜炒り製法で作っていたが、今では、煎茶や玉露用に摘採した残りの芽や葉を2段刈りし、蒸し製で作っている。
煎じ茶の飲み方のほか、塩を加えて、茶筅で点てて飲む、塩茶の飲法がある。
塩茶:しおちゃ
古典的な番茶の飲み方の一つで、塩を少し入れ、茶筅で点てて飲む。
酔いをさます効果があると言われている。