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お茶(日本茶)の産地(2ページ)

宇治茶(京都府)

宇治茶(京都府)・・・・・宇治茶、山城玉露、宇治玉露の総称。
宇治茶、宇治田原茶、和束茶、宇治玉露、田辺玉露、両丹玉露などがある。

ほかに
京番茶、綾部茶。

※京番茶

近江茶(滋賀県)

近江茶・・・・・(滋賀県)
朝宮茶、政所茶、北山茶、信楽茶、土山茶などの総称。

宮崎番茶(愛知県)

伝統的な番茶のひとつで、愛知県宮崎地区を中心に作られている。
足助の寒茶と似ているが、蒸さずに煮て、天日で乾かして作る。
明歴年間(1655~58)に、讃岐の茶商がこの地に入り、この寒茶を作り、利益を得たという記録があるとこのこと。

西尾茶(愛知県)

愛知県 西尾市 吉良町一帯で生産されるお茶。
歴史は古く、一節には、聖一国師が植えたともいうが、記録によると、1692年(元禄5年)には、茶の木があったとされる。
現在は、碾茶(抹茶の原料)の生産が主体で、全国生産量の40%以上が、この地域で作られている。

※聖一国師→お茶の歴史へ

足助の寒茶(愛知県)あすけのかんちゃ

愛知県足助(あすけ)地方作られている番茶。
秋に整枝を行わずに、そのまま伸ばした茶芽を寒中に鎌などで刈り取り、ゆでた後、二日くらい日干しした後、室内で干したものを飲む。
蒸したあと、室内で広げて乾燥させるものもあるようだ。

東海地区の産地(静岡県外)

岐阜県・・・・・総称:美濃茶
揖斐茶、白川茶、恵那茶、郡上茶

愛知県・・・・三河茶、新城茶、西尾茶、西尾抹茶、足助寒茶、宮崎番茶(煮製)

三重県・・・・・総称:伊勢茶
石くれ茶、水沢茶、鈴鹿茶、亀山茶、美杉茶、大台茶、度会茶、飯南茶(粥見茶)、香肌茶、大宮茶、深山茶、伊賀茶

北陸のお茶

新潟県・・・・・村上茶、経済的栽培の日本海側でも北限といわれるお茶。以前は「すっこき茶」「黒蒸し茶」などが生産されていた記録がある。今は20ヘクタールほど。

富山県・・・・・黒茶(バタバタ茶)、黒茶による、喫茶法。
富山県の東部、朝日町蛭谷(ひるだん)や対岸の羽入、入善町で現在も行われている。特に、朝日町蛭谷のバタバタ茶の習俗が有名。1472年頃には、あったという。真宗信仰との結びつきが強いらしい。28日に行われている。黒茶の入った、茶袋を茶釜に入れて沸かし、それを小ぶりの五郎八茶碗に及んで、塩を少し加え、独特な茶筅を使って泡立てて飲む。茶請けは、塩味が主体。せわしく、バタバタと茶筅を振るところからの名だという。昭和10年代までは、単に茶と言われていた。

石川県・・・・・輪島茶
福井県・・・・・黒茶

静岡県の産地

東部地区・・・・・沼津茶、富士のやぶ北茶、みくりや茶
静岡地区・・・・・両河内茶、庵原茶、本山茶、安倍茶、藁科茶、梅ケ島茶、玉川茶、井川茶、美和茶、足久保茶、新山茶
藤枝地区・・・・・朝比奈玉露、岡部茶、藤枝茶、志太茶、榛原茶、
川根茶、島田茶、金谷茶
磐田地区・・・・・掛川茶 菊川茶、小笠茶、袋井茶、磐田茶、大城茶、天竜茶、森茶、春野茶
浜松地区・・・・・渋川茶、浜北茶

村上茶(新潟県)

新潟県村上市で生産される茶。
経済的栽培の日本海側の北限とされる。

茶の生産は江戸時代に始まる。
すっこき茶、黒蒸し茶、などが生産されていた記録がある。
かつては400haあった茶畑も今は20haに減少している。

 

甲信越地方のお茶

山梨県:南部茶
長野県:伊那茶、赤石銘茶
新潟県:村上茶・・・経済的栽培の日本海側の北限。

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