一般的に整枝は成園で、最終摘採面から二〜三センチで刈る。一番茶の摘採が終わったら、その摘採面にそって遅れ芽を除去するが、その実施時期は静岡で摘採後一〇〜一四日目に一回、鹿児島では五日後と二〇〜二二日後と二回行われている。
サビキコリ
主な対象害虫は、成虫はアブラムシなどで、幼虫はコガネムシ幼虫。
日本全土で発生し、活動時期は5月~10月。
5月下旬に成虫が現れ、新芽の先端で確認される。
ヒラタアトキリゴミムシ
主な対象害虫は、チャゴクガ。
本州、四国、九州で発生し、活動時期は5月~10月。
体長は10mmほど。幼虫は、チャドクガ幼虫とほぼ同じ淡い黄色を呈す。
クロヘリアトキリゴミムシ
主な対象害虫は、チャハマキ、チャノコカクモンハマキ。
本州、四国、九州で発生し、活動時期は5月~10月。
体長は8~9.5mm、樹上性である。
アオアトキリゴミムシ
主な対象害虫は、チャハマキ。
北海道~九州にかけて発生し、活動時期は5月~10月。
体長は7~9mm、樹上性である。
ムネアカヒメテントウ
主な対象害虫は、クワシロカイガラムシ。
本州、四国、九州で発生し、活動時期は8月など。
体長は2.5mm前後。
ハレヤヒメテントウ
主な対象害虫は、クワシロカイガラムシなど。
沖縄以外の日本全土で発生し、活動時期は5月~10月。
幼虫は自分が出した白色の綿状物質で覆われている。
フタホシテントウ
主な対象害虫は、カイガラムシ類、ハダニ類など。
活動時期は4月~11月。
クワシロカイガラムシやハダニ類が多発した茶園でよく確認される。
ヒメアカホシテントウ
主な対象害虫は、クワシロカイガラムシなど。
北海道~九州にかけて発生し、活動時期は5月~11月。
静岡県の茶園での発生はほとんどないとされている。
ヒメカメノコテントウ
主な対象害虫は、アブラムシ類、ヨコバイ類など。
日本全土で発生し、活動時期は4月~11月。
新芽のある時期には、活発に新芽を歩き回ってエサを探しているのが目撃される。