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野草茶いろいろ(7ページ)

コンブ茶

コンブ(コンブ科コンブ属)

コンブの名は、「よろ “こぶ”」にちなみ、古くからおせち料理などの縁起物に用いられました。
またうまみ成分をたっぷり含んだコンブだしは、カツオだしとともに和食にはかかせない食材です。

おもな成分:アルギン酸、フコイダン、ヨウ素、ヨード、ラミニン、フコステロ-ル、カルシウム、マグネシウム
鉄、亜鉛

イチョウ葉茶

イチョウ(イチョウ科イチョウ属)

イチョウはソテツに次いで原始的な種といわれ 「生きた化石」 とも呼ばれています。

おもな成分:フラボノイド、ギンコライド、プロアントシアニジン、タンニン、ルチン、
クエルシトリン、シリマリン、テポニン、テルペン

 

レイシ茶

マンネンタケ(サルノコシカケ科マンネンタケ属)

レイシは温帯の枯れ木などに自生するキノコです。
和名は「マンネンタケ(万年茸)」です。

おもな成分:βグルカン、トリテルペン、ガノデリック、酸類、エルゴステロール、
アミノ酸

オトギリソウ茶

オトギリソウ(オトギリソウ科オトギリソウ属)

日本各地に分布し、何度でも収穫できる多年草です。
漢方の世界では 「小連翹(しょうれんぎょう)」 と呼ばれ、止血薬として知られています。

おもな成分:セレン、タンニン、樹脂、配糖体、ルチン、クエルセチン

ウコン茶

ウコン(ショウガ科ウコン属)

熱帯アジア原産の植物で、国内では沖縄や九州南部を中心に栽培されています。
ウコンは根茎に含まれる黄色色素が、衣類の染料として用いられたり、たくあんなどの
食品着色にも利用されています。

おもな成分:クルクミン、フラボノイド、シネオール、カンファー、ターメロン、クルクモール
食物繊維

アケビ茶

アケビ(アケビ科アケビ属)

日当たりのよい山野に自生する蔓(つる)性の低木です。
春になるとうすピンク色の小さな花をさかせ、秋には甘い果実がなります。
名前の由来は諸説あります。果実が熟し果皮が割れることから「開け実」という説や、
果皮が割れた様子が人の「あくび」の仕草に似ているといった説があります。

ラカンカ茶

ラカンカ(ウリ科ラカンカ属)

中国の一部地域のみに自生する貴重な植物です。
果実は、鶏卵よりも少し大きく、この果実には薬効が多いことから、尊敬の意味を込めて
「羅漢(仏教の模範僧の総称)の果実」 と呼ばれ、植物そのものが 「羅漢果」 と
呼ばれるようになったそうです。この果実を乾燥させて煎じたものがラカンカ茶です。

おもな成分:テルペングリコシド配糖体、フラボノイド、ビタミンE、鉄、カルシウム

バナバ茶

オオバナサルスベリ、バナバ(ミソハギ科サルスベリ属)
熱帯・亜熱帯地方を原産とする樹木です。
フィリピンでは千年以上も前から民間薬として常飲されているそうです。

おもな成分:コロソリン酸、食物繊維、カリウム、マグネシウム、亜鉛、カルシウム、
グリコキニン配糖体、タンニン

ノニ茶

ヤエヤマアオキ(アカネ科ヤエヤマアオキ属)
ノニは生命力の強い植物です。
熱帯地方では、年中花を咲かせ、果実は年に4回もの収穫ができるそうです。
和名は「ヤエヤマアオキ」ですが、「ノニ」という名称の方が一般化されています。

おもな成分:プロゼロネーゼ、スコポレチン、ダムナカンタール、モリンデン、モリンドン

 

シークワーサー茶

ヒラミレモン(ミカン科ミカン属)
台湾や沖縄を中心に自生するミカン属の果樹です。
シークワーサーは沖縄の方言名です。
シーは「酸っぱい」、クワーサーは「食べさせる」という意味です。
多くは果汁用に収穫され、未熟な果実は食酢、完熟果実は生食用になります。
シークワーサーの茶葉には、一般的に乾燥させて果実の表皮を使用します。

おもな成分:ノビレチン、ヘスペリジン、ペクチン、ビタミンB1・C、クエン酸

 

 

 

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