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カキの葉茶

カキノキ(カキノキ科カキ属)

カキの栄養価は高く評価され、「柿が赤くなれば、医者は青くなる」 という言葉もあります。
カキの葉に含まれるビタミンCの量は、6月~9月がもっとも多く、レモンの約20倍と言われています。
しかも、本来ならばビタミンCは熱に弱いのですが、カキの葉のビタミンCはプロビタミンCという熱に強い成分なので効率よく体内で働きます。

おもな成分:ビタミンC、ルチン、クエルセチン、タンニン、ケンフェロール、カテキン類

ゲンノショウコ茶

ゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)

「 医者いらず」 と呼ばれる薬草のひとつです。
有毒植物に形が似ているので、採取する際は十分注意が必要です。

おもな成分:タンニン、ケルセチン、カルシウム、フラボノイド、クエルセチン、コハク酸

 

コンブ茶

コンブ(コンブ科コンブ属)

コンブの名は、「よろ “こぶ”」にちなみ、古くからおせち料理などの縁起物に用いられました。
またうまみ成分をたっぷり含んだコンブだしは、カツオだしとともに和食にはかかせない食材です。

おもな成分:アルギン酸、フコイダン、ヨウ素、ヨード、ラミニン、フコステロ-ル、カルシウム、マグネシウム
鉄、亜鉛

ゴーヤー茶

ツルレイシ、ニガウリ(ウリ科ツルレイシ属)
ゴーヤーという名前は名産地である沖縄の方言です。
ゴーヤーというと、あの独特の苦味を想像されますが、ゴーヤー茶に使用するのは、
その苦い果実の部分です。しかし、果実を乾燥させて焙煎すると苦味はなくなります。
和名は「ツルレイシ」
「ニガウリ」という呼び名が一般的ですが、これは中国表記の「苦瓜」が由来となって
います。害虫に強く、農薬や肥料をまかなくても順調に育ちます。

おもな成分:共役リノール酸、モモルテシン、チャランチン、ビタミンC、カロテン、
ミネラル、サポニン、ポリペプチド

グァバ茶

グァバ、バンジロウ(フトモモ科バンジロウ属)
夏場の成長がめざましく、葉は大きいもので20センチほどになります。
野草茶としては、葉と果実を乾燥させて使用し、漢方薬店では「蕃麗茶」の名前で
販売されています。

おもな成分:タンニン、ケルセチン、カリウム、ビタミンA・B1・C・E・U、カロテン、
食物繊維、鉄、リン、ナトリウム、カルシウム

 

 

クミスクチン茶

クミスクチン(シソ科ネコノヒゲ属)
ウコン茶、グァバ茶とともに 「沖縄三大薬草」 と呼ばれています。
クミスクチンはマレー語で 「ネコのヒゲ」 を意味します。
初夏から夏にかけて、白い小さな花を咲かせます。突き出たおしべがヒゲに見えたことが
由来のようです。生薬名は 「猫髭草(びょうしゅうそう)」です。

おもな成分:カリウム、オルソシフォニン、ロズマリン酸、セキステルペン類、ヘキソース、
サポニンペントース、グルクロン酸、ミオイニシトール

クチナシ茶

クチナシ(アカネ科クチナシ属)
クチナシという名前の由来は、諸説ありますが、熟しても果実が割れないことから
「口無し」 と呼ばれるようになったという説があります。
果実は厚生労働省に認可された生薬です。生薬名を「山梔子 (さんしし)」といい
外用にも用いられます。

おもな成分:ゲニポサイド、クロチン、フラボノイド、脂肪油、

ギャバロン茶

1986年に農林水産省の茶業試験場で誕生しました。
主成分である “ギャバ” と半発酵茶であるウーロン茶の “ロン”から、ギャバロン茶
と命名されました。

おもな成分:ガンマ・アミノ酪酸(ギャバ)、ビタミンC、アラニン、カテキン、カフェイン

クマザサ茶

クマザサ(イネ科ササ属)
冬になると葉の周囲は枯れ、隈取りしたように見えることから“隈笹”と名づけられました。
イネ科の多年草で、庭や公園などに植栽されることが多く、雪の下でも成長を続ける強い
生命力があり、各種ビタミン、ミネラル、タンパク質など栄養素が豊富に含まれています。

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