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野草茶の種類(5ページ)

クロマメ茶

クロマメ(マメ科ダイズ属)

ダイズの一種です。おせち料理では定番の食材として知られています。
種皮が黒いことから、「クロダイズ」、「カラスマメ」 とも呼ばれます。

おもな成分:食物繊維、アントシアニン、イソフラボン、サポニン、ビタミンE・B1・B2

ジャスミン茶(茉莉花茶)

ジャスミン(モクセイ科ソケイ属)

中国名:茉莉花茶
花茶の一種でおもに緑茶にジャスミンの香りを加えたものです。
花茶の中ではもっとも一般的なもので、広く親しまれています。
なお、沖縄では、さんぴん茶として販売もされています。

おもな成分:ベンゼルアセテート、カテキン、カフェイン、タンニン、ビタミンC

 

エゾウコギ茶

エゾウコギ(ウコギ科ウコギ属)

高麗ニンジンと同じウコギ科の落葉低木です。
蝦夷(エゾ) とついたその名前からもわかるように、日本では北海道で自生しています。

おもな成分:イソフラキシジン、エレウテロシドB、エレウテロシドE、クロロゲン酸、ステロール、タンニン

 

アマチャヅル茶

アマチャヅル(ウリ科アマチャヅル属)

日本全国の山地や藪に自生するウリ科の多年草です。
その名のとおり、糖質が多く甘いため、子供から大人まで家族揃って楽しめます。

おもな成分:サポニン、ゲルマニウム、ステロール、フラボノイド

アスナロ茶

アスナロ(ヒノキ科アスナロ属)

ヒノキ科に属するアスナロは、本州から九州まで幅広く分布する常緑高木です。
非常にヒノキと似ており、名前の由来は 「明日はヒノキになろう」 という言葉からきているといわれています。一部地域では 「ヒバ」 という名で知られています。

おもな成分:α-ピネン、ジオキシポドフェロトキシン、フラボノイド類

 

甜茶(てんちゃ)

テンヨウケンコウシ(バラ科キイチゴ属)

甜茶は、中国南西部に自生するバラ科の植物(テンヨウケンコウシ)を原料としています。
甜茶の 「甜」 には 「甘い」 という意味があり、甜茶に含まれるブソシドには、砂糖の75倍もの甘さがあるといわれています。 その為、当初日本では、「カロリーの少ない甘味料」 として注目されていました。

おもな成分:甜茶ポリフェノール、ルブソシド、カリウム、マグネシウム

スギの葉茶

スギ(スギ科スギ属)

日本特産の常緑大高木で、木材とする為に古くから植林が進められてきました。
現在は青森から鹿児島まで幅広く分布しています。
3月から4月にかけて開花し、風に乗り花粉が舞うために、スギによる花粉症が大きな社会問題となっています。 その為、花粉をつくらないスギの開発なども進められています。

おもな成分:テレビン油、テルペン

 

 

シソの葉茶

シソ(シソ科シソ属)

中国原産の一年草です。赤ジソと青ジソがあり、漢方薬やお茶としては、より効能が高い赤ジソの葉や果実を乾燥させたものが主に用いられます。
鮮やかな紫色の葉で、その爽やかな香りが食欲を増進させ体を蘇らせることから 「紫蘇」 と名づけられたといわれています。

おもな成分:シアニジン、ルテオリン、ロズマリン酸、ビタミンA、ペリルアルデヒド、鉄、ビタミンC

 

シジュウム茶

シジュウム(フトモモ科サイジュウム属)

原料となる葉は、多くの効能をもつことから、「医者いらず」 ともいわれます。
甘酸っぱい果実は食用とされています。

おもな成分:ビタミンC、カリウム、マグネシウム、リン、タンニン、鉄

ユキノシタ茶

ユキノシタ (ユキノシタ科ユキノシタ属)

山間部の日陰を好み、湿った地上や岩場に咲くことが多いようです。
北海道を除く日本国内に自生しています。

おもな成分:硝酸カリウム、塩化カリウム、クエルシトニン、ベルゲニン、アルブチン、タンニン、サキシフラギン

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