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野草茶の種類(6ページ)

ショウガ茶

ショウガ(ショウガ科ショウガ属)

栽培には種子を用いず、地下根茎を株分けするのが一般的な栽培方法です。
食用としては、シソやワサビのように 「薬味」 と呼ばれ、その名のとおり薬効の多い植物として知られています。
成長後に上部を収穫したものを 「新ショウガ」、残された根茎が 「ヒネショウガ」です。

おもな成分:ジンゲロン、ショ-ガオール、ジンゲロール、糖質、アルカロイド、クルクミン、シトラール
ボルネオール、ビサボレン

カキの葉茶

カキノキ(カキノキ科カキ属)

カキの栄養価は高く評価され、「柿が赤くなれば、医者は青くなる」 という言葉もあります。
カキの葉に含まれるビタミンCの量は、6月~9月がもっとも多く、レモンの約20倍と言われています。
しかも、本来ならばビタミンCは熱に弱いのですが、カキの葉のビタミンCはプロビタミンCという熱に強い成分なので効率よく体内で働きます。

おもな成分:ビタミンC、ルチン、クエルセチン、タンニン、ケンフェロール、カテキン類

オオバコ茶

オオバコ(オオバコ科オオバコ属)

野原や道ばたに自生する身近な植物です。
6月ごろに花茎を伸ばし、秋に多くの果実を結びます。

おもな成分:アウクビン、タンニン、プランタギニン、ホモプランタギニン、コリンフラボノイド、
ビタミンA・C・K

ヨモギ茶

ヨモギ(キク科ヨモギ属)

日本人にとっては身近な民間薬です。
生命力の強い植物で、住宅地にも自生します。
ヨモギを混ぜて草もちにしたり、お風呂に入れたりと、日本人の生活の文化に密着しており、無病息災の象徴として古くから重宝されてきました。
ヨモギ茶では葉を使用しますが、この葉の裏には綿毛があり、この綿毛を乾燥させると、お灸で使用するモグサになります。

おもな成分:カロテン、ミネラル、カルシウム、タンニン、葉緑素、シネオール、アデリン、コリン、
アセチルコリン、ビタミン類、リノール酸

 

ナツメ茶

ナツメ(クロウメモドキ科ナツメ属)

初夏に新芽を出すことから、ナツメと呼ばれます。
秋には暗紅色の小さな果実がなり、熟した果実は食用として利用されます。

おもな成分:サポニン、ペクチン、ミネラル類、オレアノン酸

タラ葉茶

タラノキ(ウコギ科タラノキ属)

タラの葉茶の原料であるタラノキは、日本各地に自生する低木です。
食用では若芽を摘んだ「タラの芽」が有名です。タラの芽は春先に天ぷらや和え物として重宝され「山菜の王様」とも称されています。

おもな成分:サポニン、食物繊維、ポリフェノール

ゲンノショウコ茶

ゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)

「 医者いらず」 と呼ばれる薬草のひとつです。
有毒植物に形が似ているので、採取する際は十分注意が必要です。

おもな成分:タンニン、ケルセチン、カルシウム、フラボノイド、クエルセチン、コハク酸

 

麦茶

オオムギ(イネ科オオムギ属)

夏を代表する穀物茶。麦茶の原料はオオムギの種子を焙煎したものです。
夏の飲み物といえば、つめたい麦茶を連想する方も多いでしょう。
オオムギの収穫時期が初夏であるため、新麦が夏に出回ったことが理由のようです。
現在は、安価で入手できますが、平安時代から奈良時代にかけては貴族の飲みものとして愛飲されていました。

おもな成分:食物繊維、鉄分、ビタミンB1・B2、リノール酸、カルシウム、タンパク質

コンブ茶

コンブ(コンブ科コンブ属)

コンブの名は、「よろ “こぶ”」にちなみ、古くからおせち料理などの縁起物に用いられました。
またうまみ成分をたっぷり含んだコンブだしは、カツオだしとともに和食にはかかせない食材です。

おもな成分:アルギン酸、フコイダン、ヨウ素、ヨード、ラミニン、フコステロ-ル、カルシウム、マグネシウム
鉄、亜鉛

イチョウ葉茶

イチョウ(イチョウ科イチョウ属)

イチョウはソテツに次いで原始的な種といわれ 「生きた化石」 とも呼ばれています。

おもな成分:フラボノイド、ギンコライド、プロアントシアニジン、タンニン、ルチン、
クエルシトリン、シリマリン、テポニン、テルペン

 

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