笑顔配達人☆和茶倶楽部店長なごみこと小松です。
昨日は 地元の金谷小学校の6年生がご来場下さいました。
夏休みの研究にというので 4人のグループで「お茶」について調べているそうです。
社会見学・・・工場内を一緒に回りましょう!
まずは、お茶のQ&A、お茶の種類の確認!デス。
皆さん物凄く突っ込んだ質問でした。6年生とは思えない!!
国立野菜茶業試験場にお父さんがお勤めされている・・・と話してくれたYさんの質問。
Q:品種によるお茶の違いでお茶を使い分けたりしているか?
と質問されました。
正直答えは「べにふうきなどの機能性のものを除いて、・・・品種別の特徴が一般の方がわかりにくい為、なかなか1本で売ることは少なく、あってもマニアの方向けで少量です。」というお返事をしました。
勉強しているのがとてもよく分かりました。
さすが地元の6年生。頼もしいです♪
エアシャワーを浴びて、手洗いをきちんとして、仕上げ工場の中へ。
一番茶と二番茶の違いを見ました。
大きさも、香りも、味も違いますね。
お母さんと同じくらいのスタッフと。袋詰めの説明を聞きました。
品種の質問をされたのは、こちらの6年生が初めて。
20年以上携わっていますが、かなりのレベルです。ご指導はきっとご家族。
お茶の専門家!
聞いてくる内容が全然違いました。
「蛙の子は蛙」なのでしょうね。
周囲のお子さんたちもその難しい内容についてきているのです。
驚きました。
精鋭部隊だなあ~と思います。
6年生まで、お茶熱を持ち続けてくれたということは、やはり、それなりに勉強しているということなのでしょうね。
お茶の効能、淹れ方などは、熟知していました。
最後に「お茶ってどれくらいの種類があるのですか?お茶の産地や場所によって特徴があるのですか?」の質問。
小松のお返事はコレです。
製法や茶の木の仕立て方など、ブレンドの仕方など、大きく分ければそんなにはないの。(一覧表を参照しながら)
産地によっても、そこが、どんな歴史をもっているか、研究熱心な地域か、山が多いのか、日照時間はどうかなどによって、多少の違いはあるんだよね。
でもね、みんながそれぞれ違う個性を持っているのと同じように、厳密に言うと、
お茶もそれぞれの個性があるのよ。
作り手によっても違う。チャの木の場所によっても違う。
生産の仕方、摘み取りの時期、製造の仕方、によっても違うしね。
例え同じ家族の中でも、兄弟が違うように、
同じお茶でも、淹れ方、温度、茶葉の量によって、全く違う味になってしまうの。
本当に美味しいお茶・・・というのは、
その人が「飲みたいな~」というタイミングで、
「飲んでホッとした。落ち着いた。」・・・と思ってもらえるようなお茶を出すこと。
ではないかなあと思うのよ。
そんなお茶が淹れられたら、プロだね~~~笑。なんて話をしました。
ついでに、こちらからは、こんな質問もしてみました。
「ペットボトルのお茶がいつまでも腐らないのって変だと思わない?」
すると
「容器がいいから。保存料が入っているから。」などの答えがかえってきましたよ。
「おいしいお茶に正解はない?お茶の淹れ方にも基礎はあるけれど正解はない?」
というのが、小松の持論でもあります。
答えがないから面白いのですよね。
さてさて、地元の小学生を、ここまでお茶好きに育ててくださる先生方のご指導、地元の茶関係者の皆様に感謝致します。
受け継がれていく茶業熱・・・そんなものを小学生から感じることができました。
あなたたちの夢は?と尋ねた所、またまたびっくり!
「私、プログラマーになりたい。」・・・素晴らしいの一言です。
T-1グランプリ!!出場してほしいな!
追伸
※地元の小学生で工場見学をご希望の方は、事前に予約をお願い致しますね~~!