笑顔配達人♪和茶倶楽部なごみです。
テイスティング技術というのは、その感性と鼻と舌の強さと経験です。
和茶倶楽部の社長ですが、異業者からの転職にも拘らず、非常に確かな舌と鼻を持っています。
和茶倶楽部は、社長以外にも工場長も、審査技術6段という、カルトの舌と鼻を持っています。
それが、実は代々で、「味にうるさい会社」の称号を地元茶業者から頂いています。
そういえば、依然、全国の茶業関係者が集まる審査技術大会の余興で、お酒のテイスティングの利き酒コンテストの時、優勝している社長です。(笑)
お酒もお茶も、聞き酒、聞き茶の能力というのは、似たようなものがあるのかもしれません。
今日も昨日もテイスティングで、欠点である、「蒸れ香」と「焦げ香」をカギ分け、荒茶を作った製造グループに指摘させてもらいました。
もちろんそのような欠点があれば、相場のお値段よりも低くなります。
ところが、その味覚力を持っていない、仕上げ工場は、欠点のある荒茶がわからずそのまま高いお値段で荒茶を仕入れして行きます。
荒茶を作っている本人たちも、欠点がわからず製造している場合も多々あります。
昨日は、
「蒸れ香かこげ香がするね。」と指摘すると、
「実は、お茶に火が移って、一部が焦げてしまった。」とのこと。
ほかのとある工場では、これに気がつかず、そのままだったとのことです。
この時期、数百ものお茶をティスティングしている和茶倶楽部の製造部隊。
聞き茶能力には定評がりあます♪
ちなみに、味の成分分析機では、香りまでは分析できません。
機械に頼り始めると同時に、人の官能審査の能力は衰えます。
さらに、機械の数値が良いからと言って、おいしいお茶だとは限らないのです。
面白いでしょ。
最近は、そういう、香りを嗅ぎ分けることができない工場も増えています。
このテイスティング&荒茶仕入れの風景は、新茶シーズン朝の4時から6時半位の早朝に行われます。
朝早く工場に来ると、とっても面白い取引が見れますよ。笑
ただ、緊張した雰囲気でとても声はかけられませんが・・・。
※荒茶とは>>
http://www.wachaclub.com/dictionary/c/various/ka/page/2